友子のトンコリ製作紹介

  • 2020年8月10日
  • 2020年8月10日
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お琴の筑紫会生田流の飛梅司大師範演奏家でまたアイヌの楽器「トンコリ」の研究家で且つ西平ウメさん直伝の貴重な演奏家である富田友子氏が発表した本「トンコリ楽曲集と演奏法」は着実に売り上げを増やしている貴重な指導本である。

昭和36年北海道札幌市に在住のころ西平ウメさんが富田友子氏の自宅に泊まり込みともに演奏を交換しながら貴重な演奏を収録したものが保存されている。

アイヌの楽器である「トンコリ」は形をまねたものが多く当時の素朴なトンコリの音色を忠実に再現する楽器は既に手に入らない。富田友子氏は実際に演奏した当時の音色の再現を目指して音色を忠実に再現できるトンコリの再現を目指して製作してきたのが友子のトンコリシリーズである。少し小ぶりの女性用と少し大きい男性用の2種類を正確に再現した。

トンコリの音楽は西洋の平均律のような音楽理論ではカバーできない、むしろ邦楽のお琴や三味線のような邦楽の弦楽器に精通していないと理解できないタイプのものである。これについては著書「トンコリ楽曲集と演奏法」(amazonで購入可能)を学習して欲しい。代表的な楽曲と実際の楽譜が収録されているので、正しい演奏法を学びたい方はぜひ参考にしてほしいと思っている。

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